韓国メディア「ナバーロ、新天地で素行が改善されるか期待」。大きな戦力と問題児を抱えた千葉ロッテ
千葉ロッテマリーンズは韓国・サムソンライオンズに所属していたヤマイコ・ナバーロの入団を発表した。背番号は17に決まった。
2016/01/14
昨季48本塁打のドミニカの怪人
ナバーロは昨季、主にチームのレギュラー二塁手としてリーグ優勝に貢献した。個人では打率.287 本塁打48 打点137と活躍し、韓国球界初となる外国人選手でのベストナイン(現地ではゴールデングラブ賞と呼称)を受賞した。打撃タイトルこそないが、48本塁打はこれまでホセ・フェルナンデス(元千葉ロッテなど)が02年に記録した45本を越える外国人選手の新記録だった。
本職は二塁で、時には三塁や遊撃も守る。巨人に移籍したルイス・クルーズと比べてしまうと見劣りしてしまう部分もあるが、内野のどこでも守れる器用さと長打力が自慢の選手だ。
サムソンにとってナバーロの抜けた穴は大きい。
その様子を『my daily』では「最高の二塁手を失ったサムソンは今季の内野手編成に苦労することになる。リーグ5連覇は達成したが、シーズンではとても厳しい戦いを強いられるだろう」と報じている。
韓国球界の強豪チームから太鼓判を押されている選手を獲得できたことは千葉ロッテにとって大きな戦力になる。しかし手放しで喜んではいられない。彼は韓国球界関係者の頭を悩ませてきたほどの問題児だった。
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