韓国メディア「ナバーロ、新天地で素行が改善されるか期待」。大きな戦力と問題児を抱えた千葉ロッテ
千葉ロッテマリーンズは韓国・サムソンライオンズに所属していたヤマイコ・ナバーロの入団を発表した。背番号は17に決まった。
2016/01/14
心配される素行
無事に千葉ロッテ入団が決まったナバーロだが、発表まで時間を要したのはサムソンとの交渉が長引いていたからだ。元々、サムソン側は今季の補強よりもナバーロの残留を最優先事項として交渉を続けてきた。過去2年間は文句なしの成績だったために年俸アップさえすればうまくいくと考えていたのだろう。だが球団内で彼の素行が問題視され始めた。
『スポーツ朝鮮』ではその悪態の数々を次のように報じている。
「ナバーロは試合前の全体練習に消極的であり平気で1時間は遅刻する。それだけではなく、試合中では怠慢プレーの連発だ。例えば併殺を取れる場面でゴロを処理してもすぐに送球しなかったり、攻撃時に相手野手がエラーをしても全力疾走をして出塁しようという気持ちが見えない」
このような事態を球団として見逃すことはできない。契約条件には年俸のほかに「誠実さを持つこと」という項目を加えることで引き留めようとしていたという。しかし、本人は難色を示したことで交渉は決裂し退団することになった。その1週間後、サムソンはアーロム・バルディリス(元横浜DeNA)の獲得を発表した。
【次ページ】更正の役割を担う千葉ロッテ