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過去NPBで達成者なし。ソフトバンク・柳田が挑む、超難関の「40本塁打」「40盗塁」

ソフトバンクの柳田悠岐は、今季、「40-40」を目標にすると宣言した。NPBでは誰も達成していない極めて難しい目標だ。

2016/01/15

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球場の大型化、投手の技術向上でより難関な記録に

 40-40は難しいのは、そもそも「40本塁打」「40盗塁」ともに超ハイレベルな記録だからだ。
 NPBでは、シーズン30本塁打は2015年の6人を含めて472回記録されているが、このうち40本塁打以上は2013年のバレンティンの60本を筆頭に114回だけ。2015年はいなかった。

 シーズン30盗塁は、2015年の4人を含めて379回記録されているが、このうち40盗塁以上は1972年福本の106盗塁を筆頭に156回。この記録も2015年はいなかった。

 なかにはバレンティンのように60本を打つような選手もいるが、球場の大型化や統一球の導入などによってNPBの本塁打数はそれ以前よりも減る傾向にある。また投手のクイックモーションの進化などもあって、盗塁数も昭和の時代よりも減っている。

 2015年、ヤクルトの山田は、NPB史上初めて本塁打王と盗塁王を同時に取ったが、両記録ともに40には届かなかった。リーグトップの記録を残しても、40-40に届くとは限らない。

 山田、柳田ともにトリプル3を連続で達成する可能性は大いにあると思われる。しかし40-40はさらに難しい記録だ。
 ただそれだけに、挑戦しがいのある記録でもある。

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