高卒スラッガーは大成する?プロ野球、高校通算本塁打ランキング第1位 唯一の大台突破
2022/10/24
産経新聞社
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2022年プロ野球ドラフト会議が10月20日に開催され、高校通算68本塁打の浅野翔吾(高松商)は、ドラフト1位で2球団が競合。読売ジャイアンツが交渉権を獲得した。また、2023年ドラフト候補の佐々木麟太郎(花巻東)は、すでに90発に到達。最注目の高校生スラッガーとなっている。ここでは、現役プロ野球選手の高校通算ホームランランキングを紹介する。
1位:清宮幸太郎(111本)
・出身地:東京都
・投打:右投左打
・身長/体重:184㎝/98㎏
・生年月日:1999年5月25日
・経歴:早稲田実
・ドラフト:2017年ドラフト1位
歴代トップに君臨するのは、唯一の大台突破となる高校通算111本塁打を記録した清宮幸太郎だ。
中学時代から実績を残し、早稲田実では入学直後からクリーンアップの一角として出場。1年夏の甲子園では2本のホームランを放ち、「清宮フィーバー」を巻き起こした。同年は、下級生ながらU-18高校日本代表にも選出され、4番打者を務めた。1年時だけで22本、2年時は56本と驚異的なペースで本塁打を量産。3年春には聖地へ返り咲いたが、集大成の3年夏は、西東京大会決勝戦で敗退。それでも2年ぶりのU-18高校日本代表入りを果たし、国際大会でも2本のアーチを描くなど打線を牽引した。
清宮に大きな注目が集まった2017年ドラフト会議では、史上最多タイとなる7球団がドラフト1位指名。競合の末に北海道日本ハムファイターズへの入団が決まった。高卒1年目から3年連続7本塁打と長打力を発揮した一方で、確実性を欠いて2021年はまさかの一軍出場なし。しかし、2022年は初めて規定打席に到達し、打率.219ながら18本塁打とスラッガーの資質を示した。