移籍か、それとも残留か…今季国内FA権を取得した投手5人。争奪戦必至の注目選手たち
2022/10/25
産経新聞社
田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
・出身地:兵庫県
・投打:右投右打
・身長/体重:188㎝/97㎏
・生年月日:1988年11月1日
・経歴:駒大苫小牧高―楽天―ヤンキース
・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
球界最高年俸を誇る田中将大も今季、自身初の海外FA権を取得した。
甲子園のスターとして脚光を浴びた田中は、2006年高校生ドラフトで4球団が競合。東北楽天ゴールデンイーグルスに入団を果たすと、高卒1年目から11勝を挙げ、新人王を獲得。その後も順風満帆なキャリアを築き、2013年には24勝0敗1セーブ、防御率1.27という伝説級の成績を残した。
翌2014年から活躍の場をメジャーリーグへ移すと、MLB初年度から13勝をマーク。MLBでも6年連続で2桁勝利を挙げ、実績を残した。
2021年に日本球界へ復帰すると、同年は防御率3.01ながら打線の援護に恵まれず、4勝9敗と苦しんだ。今シーズンも、25試合に登板し、9勝12敗、防御率3.31と、好投手であることに疑いの余地はないが、コスト面を考えると物足りなさは残る。
それでも球界随一の実績とネームバリューを誇るだけに、FA宣言となればやはり争奪戦は必至となるだろう。球界きっての大物右腕の去就に注目が集まる。