移籍か残留か…争奪戦必至のFA投手5人(3)人望も厚い貴重なリリーフ左腕
2022/10/25
産経新聞社
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プロ野球の世界では環境を変えることで更なる高みを目指す選手がいる。その代表例がフリーエージェント(FA)移籍だ。今オフは。一線級の選手たちが数多く権利を取得。その動向が注視されている。ここでは、今季FA権を取得した注目の投手5人を紹介する。
岩貞祐太(阪神タイガース)
・出身地:熊本県
・投打:左投左打
・身長/体重:183㎝/86㎏
・生年月日:1991年9月5日
・経歴:必由館高―横浜商科大
・ドラフト:2013年ドラフト1位
あらゆる起用法に応え結果を残してきた岩貞祐太も今季国内FA権を取得した1人だ。
横浜商科大から2013年ドラフト会議で1位指名を受け阪神へ入団。プロ3年目の2016年に初の規定投球回をクリアし、10勝9敗、防御率2.90をマーク。2018年にも先発として7勝を挙げたが、その後は伸び悩み、2020年シーズン途中から中継ぎへ転向した。
同年は38試合に登板し、7勝3敗、8ホールド、防御率3.30と安定した成績を残した。初めて中継ぎとして開幕を迎えた翌21年は46試合登板ながら、防御率4.66と低迷。しかし、今シーズンは自己最多の53試合に登板し、2勝1敗11ホールド、防御率2.57と好成績をマーク。ワンポイントリリーフなど様々な起用に応え結果を残した。
2021年には投手キャプテンを務めるなど人望も厚い岩貞。貴重な中継ぎ左腕だけに、獲得に名乗りを挙げる球団は多いだろう。