移籍か残留か…争奪戦必至のFA投手5人(4)“補償なし”Cランク濃厚な先発左腕
2022/10/25
産経新聞社
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プロ野球の世界では環境を変えることで更なる高みを目指す選手がいる。その代表例がフリーエージェント(FA)移籍だ。今オフは。一線級の選手たちが数多く権利を取得。その動向が注視されている。ここでは、今季FA権を取得した注目の投手5人を紹介する。
松葉貴大(中日ドラゴンズ)
・出身地:兵庫県
・投打:左投左打
・身長/体重:178㎝/82㎏
・生年月日:1990年8月14日
・経歴:東洋大姫路高―大阪体育大―オリックス
・ドラフト:2012年ドラフト1位
先発として高い安定感を見せる松葉貴大も今オフの動向に注目が集まっている。
2012年ドラフト会議にて1位指名を受けオリックス・バファローズへ入団。プロ2年目に21試合、8勝1敗、防御率2.77と好成績を残しブレイク。しかし、その後は思うような成績を残せず、2019年のシーズン途中に交換トレードで中日ドラゴンズへ移籍した。
移籍2年目の2020年はホーム球場との相性の良さもあり3勝をマークすると、2021年には14試合に登板し、6勝5敗、防御率3.20と復活の兆しを見せた。
今シーズンは移籍後最多となる19試合に登板し、100イニングをクリア。6勝7敗、防御率3.33と好成績を残した。特にビジター球場では防御率2.30と抜群の数字をマーク。多彩な球種でゴロアウトを量産するピッチングスタイルで白星を積み重ねている。
補償が必要ないCランクとみられ、かつ貴重な先発左腕ということもあり争奪戦となってもおかしくはない状況だったが、行使せずに残留で合意したとの報道がなされた。