まだやれたんじゃ…現役最終年まで結果を残した名選手6人。重要戦力のまま引退した選手たち
2024/11/04
産経新聞社
王貞治
出身:東京都
投打:左投左打
身長/体重:177cm/79kg
生年月日:1940年5月20日
ドラフト:
2022年にヤクルトスワローズの村上宗隆に塗り替えられるまで、日本人シーズン最多記録55本塁打を保持していた王貞治。「世界の王」は最後まで驚異的な活躍をした選手といえるだろう。
1959年から読売ジャイアンツに入団し、1年目は打率1割台ながら7本塁打を放った王。期待されていた長打力を発揮すると、5年目の1963年に40本のアーチを描いた。そして1964年、長らく破られなかったシーズン55本塁打の偉業を成し遂げ、日本プロ野球を代表する選手となる。
22年間ジャイアンツでプレーした王は、ルーキーイヤー以外の全てのシーズンで2桁本塁打を記録。また、選んだ四球数が100を超えるシーズンが多く、打率の安定感も際立っていた。三振数が100を超えたシーズンは1960年のみで、バットに当てる技術力が突出していたことがわかる。
最終年は打率.236ながら30本塁打という成績。それでも、「王貞治としてのバッティングができない」ことを理由に引退した。
【了】