まだやれたんじゃ…現役最終年にも結果を残した6人(2)最終年も打率3割に肉薄
2022/10/27
産経新聞社
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糸井嘉男や福留孝介など、今年も数多くの選手が2022年限りでユニフォームを脱いだ。引退を判断するタイミングは選手ごとで異なるものの、ファン目線では「もっと現役で活躍できるのでは」と思わせる選手もこれまでに数多く存在した。
そこで今回は、現役最終年に「まだまだ現役で見たかった」と思わせる活躍を見せた選手6人を紹介する。
和田一浩
出身:岐阜県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/90kg
生年月日:1972年6月19日
ドラフト:1996年ドラフト4位
遅咲きながら活躍を見せたのが、西武ライオンズ・中日ドラゴンズで活躍した和田一浩である。
キャッチャーで入団した和田は伊東勤の存在もあり、なかなか出場機会に恵まれなかった。しばらくは規定打席に到達しなかったが、打率が3割を超えるシーズンもあり2002年から外野手に転向。外野手に専念したことで打撃が本格的に開花し、2002年は規定打席に到達して打率.319・33本塁打を残して活躍した。
その後も2005年に首位打者を獲得するなど、幾度となく打率3割を記録する打者となった和田は2008年に中日ドラゴンズへ移籍。2010年は打率.339、キャリアハイの37本塁打でMVPに輝いた。
2011年は統一球の影響で成績を落としたものの、翌年以降に成績を戻して最終的に2015年までプレー。最終年は規定未満ながら、打率.298という素晴らしい数字で現役生活にピリオドを打った。