14回中9回ホームへ。先頭打者の出塁を得点につなげたホークス
2014年の日本シリーズの勝敗のカギはどこにあったのか? 全体の出塁数、先頭打者の出塁から分析してみた。
2014/11/01
復調したソフトバンクのリリーフ陣が阪神の先頭打者の出塁を阻止
ソフトバンクは、レギュラーシーズンの終盤からクライマックスシリーズにかけて自慢のリリーフ陣が崩れた。クライマックスシリーズで苦戦した一因でもあった。
日本シリーズではそのリリーフ陣が復調した。
五十嵐亮太4試合に登板し5回無失点。ヒットは1本しか打たれなかった。
ルーキー森唯斗は3試合の登板で3回無失点。5個の三振を奪った。
クローザーのサファテは、バタバタしたものの4試合で1勝2セーブと役割を果たした。
第4戦では東浜巨が、4回から3イニングを投げ無失点と見事なロングリリーフでチームの勝利を呼んだ。
ソフトバンクのリリーフ陣がイニングの先頭打者に出塁を許した回数は12イニング中3回。そのうちサファテが2回。
第1線の5回裏、イニングの途中から登板した森福允彦が先頭の福留孝介にヒットを打たれたこともあったが、ソフトバンクのリリーフ陣は先頭打者を抑えて勝利を手繰り寄せていった。
先頭打者の出塁とその後の攻撃が、日本シリーズの勝敗を分けるポイントになっていたのである。
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