大型補強がチームを変える…巨人、史上最高のFA戦士5人(2)いきなりMVPの大活躍…
2022/10/26
産経新聞社
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今シーズンは多くの選手がFA権を取得しており、FA市場の活発化が予想される。例年FA市場で最も積極的な動きを見せる球団が読売ジャイアンツだ。過去を振り返ると補強失敗となった事例もあるが、期待通り結果を残した選手も多くいる。今回は巨人史上最高のFA獲得選手を5人紹介する。
小笠原道大
・出身地:千葉県
・投打:右投左打
・身長/体重:178㎝/84㎏
・生年月日:1973年10月25日
・ドラフト:1996年ドラフト3位
“ガッツ”の愛称で親しまれた小笠原道大。史上2人目となる両リーグで最優秀選手(MVP)を獲得する活躍をみせ、リーグ3連覇に導いた。
1996年ドラフトで日本ハムファイターズから3位指名を受けプロ入り。プロ3年目にレギュラーに定着すると、2002年、2003年と2年続けて首位打者を獲得。2006年には本塁打(32)、打点(100)の二冠に輝く活躍でMVPを受賞し、25年ぶりのリーグ優勝、日本一の立役者となった。
球界最高峰の呼び声も高かったスラッガーは2006年オフにFA権を行使し、巨人へ移籍。移籍1年目から中軸で打線を牽引し、いきなり打率.313、31本塁打、88打点と文句なしの成績をマーク。5年間優勝から遠ざかっていたチームをリーグ優勝へ導き、2年連続でMVPを受賞した。
その後も強力打線の中心となり、巨人移籍から4年続けて3割・30本塁打をクリアするなどリーグ3連覇の原動力となった。