巨人・大田、8年目の今季は正念場。原前監督は潜在能力を評価し、我慢の起用も
巨人の大田は特にここ数年、レギュラー候補として常に名前があがり、活躍が期待されているが、なかなか結果が出ていない。
2016/01/17
ここ数年はオープン戦でアピールもシーズンで結果出せず
「55」のプレッシャーから開放されたからなのか。それ以降、2014年のリーグ公式戦終盤では確かにレギュラーとして起用される機会が増え、リーグ優勝翌日の消化試合ながら9月27日のDeNA戦では巨人軍第81代目の4番の座も任された。とはいえ、このシーズンの一軍出場は44試合。同年のシーズン全体を通して振り返ってみると打率も.246、2本塁打、12打点とさびしい数字に終わっている。
近年の大田はオープン戦で打撃好調ぶりをアピールし「いよいよ真価を発揮する時が来たのではないか」と関係者を期待させることが多い。しかしながら、いざふたを開けてみると浮き沈みが激しく、首脳陣の信頼をなかなか勝ち取れないパターンが連続している。
今年も、その繰り返しで終わるようなことになれば今後のプロ人生の道のりも険しくなっていくだろう。大田の潜在能力を誰よりも高く評価し、じっと我慢の起用を続けていた同じ東海大相模OBの原辰徳前監督は、もうチームにはいない。後ろ盾を失った大田にとっては正念場だ。高橋由伸監督を振り向かせ、驚かせるようなプレーで今年こそブレイクを果たして欲しい。遅咲きの男の降臨をG党もきっと待っている。
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