MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった歴代野手5人。夢への挑戦を断念した選手たち
2024/04/01
産経新聞社
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MLBの舞台では、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手を始め、多くの日本人選手が活躍。NPBから毎シーズンのように海を渡り、新たな日本人メジャーリーガーが誕生している。一方で、過去にはメジャー挑戦を熱望するも、断念した選手も存在。そこで今回は、MLB移籍が叶わなかった選手を紹介する。
鳥谷敬
出身:東京都
投打:右投左打
身長/体重:180cm/79kg
生年月日:1981年6月26日
ドラフト:2003年ドラフト自由枠
阪神タイガースのショートとして長きにわたって活躍し、13年連続全試合出場を達成した鳥谷敬。鳥谷もメジャーを夢見た選手の1人だった。
聖望学園高校から早稲田大学に進んだ鳥谷は、1年時からセカンドのレギュラーを奪取。 監督からの期待に応えるように、大学4年間で全96試合に先発出場し、大学2年春には三冠王を獲得した。
そして、2003年にタイガースへ入団した。2005年から全試合出場を継続し、2011年には打率.300、出塁率.395で最高出塁率のタイトルを戴冠。ベストナイン6回受賞と球界屈指のショートストップとなった。2014年オフにメジャー志望を球団に伝えた鳥谷は、海外FA権を行使。メジャー移籍は有力という見方もあった。
ただ、条件面での折り合いがつかず、タイガース残留を発表。超大型5年契約を結んだ。2020年から2シーズンは千葉ロッテマリーンズに在籍したが、「阪神のショートといえば鳥谷」というイメージをプロ野球ファンに残したことは間違いない。