MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった歴代野手5人。夢への挑戦を断念した選手たち
2024/04/01
産経新聞社
松田宣浩
出身:滋賀県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/86kg
生年月日:1983年5月17日
ドラフト:2005年大学生・社会人ドラフト希望枠
福岡ソフトバンクホークスの正三塁手として長らく活躍した松田宣浩も、かつてはメジャー移籍を希望した選手だ。
高校通算60本の本塁打を放ち、亜細亜大学では1年春からリーグ戦に出場。大学時代にはショートからサードへ転向し、2年秋には6本塁打を放つなど強打を見せつけた。2005年にホークス入団後もパンチ力を発揮し続け、2015年にはキャリアハイの35本塁打を放つなどホークスに欠かせない存在となる。
2015年オフ、松田は海外FA権の行使を宣言。松田本人はメジャー移籍を熱望したわけではなく、あくまで自分がどう評価されているのか、メジャーの話を聞いてみたいという気持ちが強かったと話している。複数球団が獲得に興味を示し、サンディエゴ・パドレスのGMと面会するなど、海を渡る気持ちもあったのだろう。
その気持ちを変えたのが、ホークスの会長を務める王貞治氏だ。王氏の説得が決め手となり、松田はホークス残留を決断。最後は読売ジャイアンツで1シーズンプレーし、2023年限りで“熱男”の現役生活は幕を下ろした。