多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル



大型補強がチームを変えた…阪神、史上最強のFA獲得選手6人。移籍後も成功した歴代選手たち

2025/03/19

text By

photo

産経新聞社



藤井彰人

阪神・藤井彰人
・出身地:大阪府
・投打:右投右打
・身長/体重:170cm/80㎏
・生年月日:1976年6月18日
・経歴:近大付高 – 近畿大
・ドラフト:1998年ドラフト2位
 
 優れた捕球技術を誇り、通算1073試合でマスクを被った藤井彰人。阪神タイガースでも巧みなリードで投手陣を牽引した。
 
 1998年ドラフト2位で大阪近鉄バファローズに入団。プロ4年目の2002年から徐々に出場機会を増やすと、2004年には86試合に出場した。
 

 
 2004年オフから分配ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍すると、移籍初年度には自己最多の113試合に出場。
 
 その後も近鉄時代からバッテリーを組んでいる岩隈久志の専属捕手を務めるなど存在感を示していたが、嶋基宏の台頭もあり徐々に出場機会が減少。2010年はわずか8試合の出場にとどまった。
 
 同年オフにFA権を行使し、阪神へ移籍。移籍1年目から出場機会を増やすと、2013年には112試合に出場。同年は自身初となるオールスターゲームに出場した。
 
 しかし、2014年以降は鶴岡一成、梅野隆太郎に出場機会を譲ると、2015年限りでの現役引退を決断。
 
 数字上では目立った成績を残せなかったが、卓越した守備力と明るいキャラクターでチームに貢献したことは間違いないだろう。

 

 
【了】

1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!