MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった選手5人(2)去就が注目されるベテラン
2022/11/02
産経新聞社
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今オフも去就に注目が集まる選手が多くいるが、阪神タイガース・藤浪晋太郎はメジャーリーグ挑戦を希望。球団も容認したとの報道がなされており、新たなメジャーリーガー誕生が現実味を帯びている。一方で、過去にはメジャー挑戦を熱望するも、断念した選手も存在する。そこで今回は、MLB移籍が叶わなかった選手5人を紹介する。
松田宣浩
出身:滋賀県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/86kg
生年月日:1983年5月17日
ドラフト:2005年大学生・社会人ドラフト希望枠
2022年限りで福岡ソフトバンクホークスを退団し、去就が注目されている松田宣浩も、かつてはメジャー移籍を希望した選手だ。
高校通算60本の本塁打を放ち、亜細亜大学では1年春からリーグ戦に出場。大学時代にはショートからサードへ転向し、2年秋には6本塁打を放つなど強打を見せつけた。2005年にホークス入団後もパンチ力を発揮し続け、2015年にはキャリアハイの35本塁打を放つなどホークスに欠かせない存在となる。
2015年オフ、松田は海外FA権の行使を宣言。松田本人はメジャー移籍を熱望したわけではなく、あくまで自分がどう評価されているのか、メジャーの話を聞いてみたいという気持ちが強かったと話している。複数球団が獲得に興味を示し、サンディエゴ・パドレスのGMと面会するなど、海を渡る気持ちもあったのだろう。
その気持ちを変えたのが、ホークスの会長を務める王貞治氏だ。王氏の説得が決め手となり、松田はホークス残留を決断。来シーズンからチームを離れることが決まっているが、“熱男”の挑戦はまだまだ終わらない。