【結果速報】日本シリーズ第5戦、オリックスが劇的サヨナラ勝利！ 吉田正尚が殊勲の2本塁打、ヤクルトとの大接戦制し2勝目
2022/10/27
産経新聞社
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＜SMBC日本シリーズ2022第5戦 ヤクルト 4―6× オリックス＞（27日、京セラD大阪）>
オリックス・バファローズと東京ヤクルトスワローズによる「SMBC日本シリーズ2022」第5戦（4戦先勝）が27日、京セラドーム大阪で開催。オリックスが6-4で「劇的サヨナラ勝利をおさめ、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。
ヤクルトは初回、オリックス先発・田嶋大樹の立ち上がりを攻めて1死一、二塁のチャンスを作った。4番・村上宗隆は空三振に倒れたが、絶好調のホセ・オスナが初球をセンター前に運び先制。さらに、6番パトリック・キブレハンの右安で二走が本塁を狙ったが、ここはオリックス右翼手・杉本裕太郎の好返球でタッチアウトとなった。
2回、ヤクルトは1死から不調の8番ドミンゴ・サンタナが打席へ。フルカウントからの速球を強振すると、打球はそのまま左中間スタンドへ。復活の兆しを見せるソロ本塁打で追加点を挙げた。
ヤクルトの先発は、ドラフト1位ルーキーの山下輝。大役を任された左腕は、立ち上がりから上々のピッチングを披露した。3回まで無失点で抑えた。
対するオリックスは4回、2死一、二塁のチャンスから8番・紅林弘太郎の中安で1点を返すと、若月健矢もレフト線へのタイムリーで続き、同点に追いついた。さらに5回、1死から4番・吉田正尚が甘く入ったストレートを振り抜き、センターバックスクリーンへのソロ本塁打。主砲の待望の一発で勝ち越しに成功した。
しかし、ヤクルト打線がすぐさま逆転劇を見せる。6回、この回から登板のオリックス・近藤大亮から2死二塁とし、9番・長岡秀樹の二塁後方へのポテンヒットで同点。なおも一、二塁とチャンスを拡げ、2番・青木宣親の一塁線を破るタイムリーツーベースで再びリードを奪った。
その後も両チームが得点のチャンスを作るが、リリーフ陣が踏ん張り決定打を許さず。オリックスは阿部翔太、平野佳寿が前回登板の雪辱を果たすと、ヤクルトはセットアッパー・清水昇が2イニングをパーフェクトリリーフ。1点差のまま最終回の攻防を迎えた。
後がないオリックスだったが9回、ヤクルト守護神スコット・マクガフから1死二塁のチャンスを作り、2番・西野真弘は投手強襲の当たり。送球が逸れる間に二走が本塁を陥れ、土壇場で試合を振り出しに。なおも2死一塁で4番・吉田正が打った瞬間の当たり。ライトスタンドに飛び込むサヨナラ2ラン本塁打で軍配を上げた。