MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった選手5人(4)渡米ならずキャリアに暗雲
2022/11/02
産経新聞社
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今オフも去就に注目が集まる選手が多くいるが、阪神タイガース・藤浪晋太郎はメジャーリーグ挑戦を希望。球団も容認したとの報道がなされており、新たなメジャーリーガー誕生が現実味を帯びている。一方で、過去にはメジャー挑戦を熱望するも、断念した選手も存在する。そこで今回は、MLB移籍が叶わなかった選手5人を紹介する。
西川遥輝
出身:和歌山県
投打:右投左打
身長/体重:181cm/79kg
生年月日:1992年4月16日
ドラフト:2010年ドラフト2位
2022年から東北楽天ゴールデンイーグルスに所属している西川遥輝は、北海道日本ハムファイターズ時代にメジャー移籍を目指していた。
智弁和歌山高校からドラフト2位で入団し、プロ4年目の2014年から出場機会を大幅に増やした西川。同年は持ち前の俊足を活かして43盗塁を決め、自身初の盗塁王に輝いた。同年から5年連続30盗塁以上を成功させるほか、2016年は自身初の打率3割超(.314)を記録し、ファイターズのリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。
その後もチームを牽引し続けた西川は、2020年にポスティングシステムを利用してメジャー移籍を表明。複数のメジャー球団が西川に関心を持っているという報道もあったが、契約がまとまらずメジャー挑戦は幻となった。MLB入りを強く希望していた西川にとって、ショックな出来事となったことは想像に難くない。
メジャー移籍の夢が破れたことも影響したのか、翌2021年は打率.233と低迷。オフには「ノンテンダー」でイーグルスに移籍した。移籍1年目も最終的に打率.218、19盗塁に終わり、復活の糸口を掴めていない。2023年こそかつての輝きを取り戻せるのか注目である。