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引退後も大活躍…東京大学出身の歴代プロ野球選手6人。東大からプロ入りした文武両道の選手たち

2022/10/28

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産経新聞社



井出峻


 
投打:右投右打
生年月日:1944年2月13日
経歴:新宿高 – 東京大
ドラフト:1966年二次ドラフト3位
通算成績
投手:17試合(33回1/3)、1勝4敗、21奪三振、防御率5.18
打撃(投手時代含む):359試合、打率.188、12安打、1本塁打、2打点、4盗塁
 
 井出は東大から1966年第二次ドラフト3位で中日に入団。ドラフトで指名された初めての東大出身者となった。
 
 ルーキーイヤーとなった1967年シーズンは1軍で出場機会を得る。9月10日の大洋戦では中継ぎとして4回2死から救援登板。5回2/3を2失点に抑える好投を見せ、プロ初勝利をマークした。7回には新治と投げ合い、史上唯一となる「東大出身投手による投げ合い」を実現させた。
 

 
 その後は肩の故障もあり投手として一軍出場はなかったが、1970年シーズンより俊足を買われ外野手に転向。1973年には83試合に出場し、5月5日の巨人戦では決勝点となるプロ初本塁打を放つ。翌年1974年シーズンは84試合に出場。バイプレーヤーとしてチームのリーグ優勝に貢献した。
 
 1976年に引退後は、2度にわたって中日のコーチを務める。その後も球団取締役、球団代表兼連盟担当を歴任。長年にわたって中日を支えた。2019年からは母校・東大の監督に就任。2021年の春季リーグで法大に勝利し、リーグの連敗を64(3引き分けをはさむ)で止めた。

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