引退後も大活躍…東京大学出身の歴代プロ野球選手6人。東大からプロ入りした文武両道の選手たち
2022/10/28
産経新聞社
小林至
投打:左投左打
生年月日:1968年1月30日
経歴:県立多摩高 – 東京大
ドラフト:1991年ドラフト8位
通算成績:一軍出場なし
小林は東大からテストを経てロッテに入団。東大を留年していたこともあり、卒業までの1年は練習生という扱いだった。1992年のドラフトで8位指名され、晴れてロッテにプロ野球選手として入団した。
プロ通算2年間で1軍出場は叶わず、2軍では26試合に登板して0勝2敗、防御率6.17という成績だった。
現役引退後は渡米し、コロンビア大学でMBAを取得。卒業後は米国のケーブルラジオ局に入社し、通訳や翻訳の仕事に携わった。帰国後は2005年から2014年まで福岡ソフトバンクホークス取締役に就任。2007年から2010年はパシフィックリーグマーケティング株式会社執行役員も兼任し、球団及びリーグの発展に寄与する。ソフトバンクの取締役として三軍制や成果報酬での年俸制度など革新的な方針を打ち出し、チームは常勝軍団へと変貌を遂げた。現在は桜美林大学で教授を務めている。