来秋の目玉は誰?2023年ドラフト候補の大学生5人を先取りチェック!【ドラフト注目選手】
2022/10/29
産経新聞社
西舘勇陽(中央大)
東都が誇る来秋ドラフト候補、左腕の筆頭が細野晴希投手(東洋大)なら、右腕は西舘勇陽投手(中央大)だろう。高身長から投げ下ろす最速155キロの直球とスライダー、ナックルなどの多彩な変化球を併せ持つ本格派だ。
高校は岩手の強豪・花巻東でプレーし、1年秋から公式戦のマウンドに上がった。その後2年春の選抜で全国デビューを果たし、2年夏、3年夏も甲子園を経験。2年から3年にかけて球速が大きく伸び、3年夏の岩手大会では149キロをマークした。大学進学後は主に中継ぎで起用されていたが、今春は初めて規定投球回に到達し2勝、防御率1.91と活躍。今秋も青山学院大戦で8回までノーヒットノーランを継続するなど好投を続け、5勝、防御率1.70と圧巻の数字を残した。
同じ岩手の高校でしのぎを削った同世代には、今季完全試合を達成した佐々木朗希投手(現・ロッテ)がいる。その佐々木と同じ舞台で、互角に投げ合う日はそう遠くないはずだ。