豊作確実?2023年ドラフト注目高校生5人(3)MAX149キロのパワーピッチャー
2022/10/29
産経新聞社
ドラフト2023 最新情報
今年も数々のドラマが生まれたプロ野球ドラフト会議。9球団が重複なしで1位指名を公表する異例のドラフトとなったが、野球ファンの間では大きな盛り上がりを見せた。今回は、逸材揃いと呼び声高い2023年ドラフトの高校生候補5人を厳選し、紹介する。
東松快征(享栄)
前田悠伍投手(大阪桐蔭)に引けを取らないポテンシャルの高さを誇る左腕が、愛知にいる。享栄の東松快征投手だ。がっちりとした体格から放たれる最速149キロの直球が武器。パワーピッチャーだが、カーブやスライダーなどの変化球も巧みに操る。
東松の名が注目され始めたのは今年3月。選抜出場予定だった(新型コロナの影響で出場辞退)京都国際との練習試合で6回8奪三振1失点(自責0)の好投を披露した。6月の招待試合では、奈良の強豪・天理と対戦し5回5奪三振1失点。ここまで全国大会の経験こそないものの、強力打線相手にも通用する実力を証明してきた。
今秋は愛知大会の3回戦で東邦と当たり、8回4失点と粘投したが、同じく来年のドラフト候補に挙がる右腕・宮國凌空投手に投げ負けた。マウンド捌きや制球力に磨きをかけ、ワンランク上の投手を目指す。