逸材だらけ…2023年ドラフト注目大学生5人(4)慶応「右の強打者」の系譜
2022/10/29
産経新聞社
ドラフト2023 最新情報
今年も数々のドラマが生まれたプロ野球ドラフト会議。9球団が重複なしで1位指名を公表する異例のドラフトとなったが、野球ファンの間では大きな盛り上がりを見せた。今回は、逸材揃いと呼び声高い2023年ドラフトの大学生候補5人を厳選し、紹介する。
廣瀬隆太(慶応大)
大学生の野手で上位指名候補に挙がるのは、東京六大学で現役最多の通算13本塁打(10月27日時点)をマークしている右の強打者・廣瀬隆太内野手(慶応大)。慶応大からは正木智也外野手(昨秋ソフトバンクから2位指名)、萩尾匡也外野手(今秋巨人2位指名)と右のスラッガーが2年連続で上位指名を受けているが、その先輩たちに続く可能性を持つ逸材だ。
慶応高時代は通算41本塁打。2年次には春夏ともに甲子園を経験した。大学では1年秋からレギュラーの座をつかみ、このシーズンは打率.351、2本塁打の好成績を残しベストナインに選出される。2年春も打率3割超え、3年春は自己最多4本塁打とその後も順調に成長しており、今秋も3番打者として申し分ない活躍を見せている。
毎年のように好打者を輩出している東京六大学。来秋ドラフトの指名候補では廣瀬の他、左のスラッガー・上田希由翔内野手(明治大)らも評価が高く、来年にかけても東京六大学から目が離せない。