逸材だらけ…2023年ドラフト注目大学生5人(5)攻守に躍動する遊撃手
2022/10/29
産経新聞社
ドラフト2023 最新情報
今年も数々のドラマが生まれたプロ野球ドラフト会議。9球団が重複なしで1位指名を公表する異例のドラフトとなったが、野球ファンの間では大きな盛り上がりを見せた。今回は、逸材揃いと呼び声高い2023年ドラフトの大学生候補5人を厳選し、紹介する。
辻本倫太郎(仙台大)
スピードと正確性を兼ね備えた遊撃の守備に定評がある仙台大・辻本倫太郎内野手。今年のドラフトでは同じく高い守備力を誇る遊撃手・友杉篤輝内野手(天理大)がロッテから2位指名を受けたが、辻本も今後のアピール次第では上位指名を狙える素質を持っている。
高校は北海でプレーし、当時から守備力を武器としていた。大学進学後は体重を増やし、身長167センチと小柄ながら打撃のパンチ力を身につける。1年秋からリーグ戦に出場し、2年春には初本塁打をマークした。今年7月には大学日本代表に選出され、ハーレムベースボールウィークでは3割超の打率を残す活躍。また慣れない三塁の守備も軽快にこなし、高い順応力を示した。
今秋は打率.200と苦しんだが、東北福祉大戦では3ランを放つなど、攻守にわたって躍動しリーグ優勝に貢献した。明るい性格や全力プレーも魅力で、観客を楽しませることのできるプレーヤーだ。