どん底からの逆転劇…戦力外から復活した6人(2)育成契約からレギュラー奪取へ
2022/11/01
産経新聞社
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2022年シーズンの全日程を終了したプロ野球。今年も戦力外通告を受け、厳しい現実を突きつけられた選手も数多くいる。一方で、どん底から他球団に移籍し、一軍戦力へ上り詰めた選手も存在する。ここでは、今季戦力外からの復活劇を見せた6人を紹介する。
茶谷健太(千葉ロッテマリーンズ)
・出身地:神奈川県
・投打:右投右打
・身長/体重:186㎝/90㎏
・生年月日:1998年1月16日
・ドラフト:2015年ドラフト4位
茶谷健太は戦力外から這い上がり、シーズン終盤には遊撃のレギュラー格となった。
2015年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスへ入団。2017年にプロ初安打を記録したが、一軍出場はわずか1試合のみ。その後も出場機会を得られず、2018年オフに戦力外通告を受け、育成契約が打診された。
しかし、環境の変化を求め退団を決断し、千葉ロッテマリーンズと育成契約を締結した。2019年はファームで打率.271、6本塁打をマークし、同年オフに支配下契約を勝ち取った。
2020年には31試合に出場。翌2021年は故障もあり一軍に昇格することができなかったが、今季は開幕から二軍で好成績を残して早々に一軍昇格。プロ初本塁打を記録するなど飛躍のきっかけを掴み、シーズン終盤は主に遊撃でスタメン出場を続けた。最終的に自己最多の57試合に出場し、打率.248を記録。堅実な守備でも存在感を示した。来シーズンはさらなる飛躍に期待がかかる。