どん底からの逆転劇…戦力外から復活した6人(6)トライアウトを経て飛躍へ
2022/11/01
産経新聞社
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2022年シーズンの全日程を終了したプロ野球。今年も戦力外通告を受け、厳しい現実を突きつけられた選手も数多くいる。一方で、どん底から他球団に移籍し、一軍戦力へ上り詰めた選手も存在する。ここでは、今季戦力外からの復活劇を見せた6人を紹介する。
古川侑利(北海道日本ハムファイターズ)
・出身地:佐賀県
・投打:右投右打
・身長/体重:178㎝/86㎏
・生年月日:1995年9月8日
・ドラフト:2013年ドラフト4位
トライアウトを経て北海道日本ハムファイターズ入りし、中継ぎとして台頭した古川侑利。
2013年ドラフト4位で東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団。高卒5年目の2018年にプロ初勝利を記録すると、同年はそのまま先発ローテーションを回り、4勝を挙げた。
さらなる飛躍が期待されたが、翌2019年は結果を残せず、シーズン途中に読売ジャイアンツへトレード移籍。主に中継ぎでの起用となったが、巨人時代はわずか9試合登板にとどまり、2021年オフに戦力外通告を受けた。
その後、トライアウトでの猛アピールが実り、日本ハムに育成選手として入団。オープン戦で4戦連続無失点の好投を見せ、開幕直前に支配下契約を勝ち取った。勢いのままに開幕一軍の座を勝ち取ると、ブルペン陣の一角に定着。自己最多の34試合に登板し、防御率4.08とまずまずの成績を残した。力強い速球を武器に、新天地でチャンスを掴み取った。