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まさかの大誤算…プロ野球、移籍後に成績低迷したFA戦士5人。失敗した戦力補強は?【野手編】

2023/10/04

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産経新聞社



巨人時代の陽岱鋼(左)と阪神時代の片岡篤史

プロ野球 最新情報

 プロ野球の世界では、環境を変えることでさらなる高みを目指す選手がいる。その代表例がフリーエージェント(FA)移籍だ。今オフのFA戦線にも注目が集まるが、過去を振り返ると、新天地でも結果を残した選手がいる一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。ここでは、移籍後に成績が低迷したFA戦士を野手に絞って紹介する。

 

 

梶谷隆幸


投打:右投左打
身長/体重:180cm/90kg
生年月日:1988年8月28日
ドラフト:2006年高校生ドラフト3巡目
 
 近年は、FA移籍の選手が苦しむことが多い読売ジャイアンツ。梶谷隆幸もその例外ではなかった。
 
 2007年から横浜ベイスターズでキャリアをスタートさせた梶谷は、2012年に「1番・遊撃」で開幕スタメン入りを果たす。しかし、同年は80試合出場で打率1割台にとどまり、守備面でも拙守が目立った。
 

 
 2014年には外野手へコンバートすると、初めて規定打席に到達。打率.263、16本塁打、39盗塁の好成績で盗塁王に輝いた。その後も活躍を続け、2020年はリーグ2位の打率.323、キャリアハイの19本塁打をマーク。最高の状態でFA権を行使し、4年契約でジャイアンツに移籍した。
 
 外野の一角を担う存在として期待されたが、移籍初年度は5月に左太もも裏の違和感、7月に死球による骨折、9月には腰痛の発症などけがの連続。2022年には左膝内側半月板縫合手術を受け、1軍出場なしに終わり、2023年は育成選手から再出発することとなった。
 
 それでも、開幕前に支配下復帰を果たすと、開幕から貴重な戦力に。不振での2軍落ちはあったが、リードオフマンとしても存在感を発揮。100試合以上に出場するなど、大きなけがのないシーズンを過ごした。

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