まさかの大誤算…移籍後に低迷したFA戦士5人(2)リーグ優勝には貢献も…
2022/11/06
産経新聞社
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今オフは、フリーエージェント(FA)戦線に大きな注目が集まっている。すでに千賀滉大投手(ソフトバンク)が海外FA権、森友哉捕手(西武)が国内FA権の行使を表明した。過去を振り返ると、新天地でも結果を残した選手がいる一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。ここでは、移籍後に成績が低迷したFA戦士5人を紹介する。
片岡篤史
投打:右投左打
身長/体重:188cm/92kg
生年月日:1969年6月27日
ドラフト:1991年ドラフト2位
FAで阪神タイガースに移籍し、リーグ優勝には貢献したものの、全体的に苦しんだのが片岡篤史だ。
1993年から日本ハムファイターズでプレーを始めた片岡は、プロ1年目から打率.290という好成績を残す。新人王こそ逃したものの、リーグの新人特別賞として表彰された。
その後は苦しむシーズンもありながら、1996年はイチロー氏(当時・オリックス)に次ぐリーグ2位の打率.315をマーク。1998年には最高出塁率(.435)に輝いた。また、1996年から6年連続2桁本塁打を放つなど、長打力も兼ね備えていた。ファイターズには10年間在籍し、2001年オフにFA権を行使。阪神タイガースへ移籍した。
2002年も思うような成績を残せなかったが、タイガースがリーグ優勝を飾った2003年は、クリーンアップの一角として打率.296、12本塁打をマークした。しかし、2004年以降は出場機会が減少。2006年限りで現役引退を決断した。