ブレイクはいつ? 「二軍の帝王」になりつつある現役5人。一軍の壁に苦しむ選手たち
2022/11/03
産経新聞社
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プロ野球の世界では、二軍では圧倒的な成績を残すも、一軍では実力を発揮できない選手がいる。大きな壁を乗り越えてブレイクを果たす例もあるが、多くが志半ばでNPBを去っている。今回は、「二軍の帝王」からの脱却を目指す現役選手5人を紹介する。
リチャード(福岡ソフトバンクホークス)
出身地:沖縄県
投打:右投右打
身長/体重:188㎝/117㎏
生年月日:1999年6月18日
経歴:沖縄尚学高
ドラフト:2017年育成ドラフト3位
ウエスタン・リーグの本塁打記録(29本)を更新したリチャード。二軍ではパワーヒッターぶりを存分に見せつけている。
2017年育成ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスへ入団。規格外のパワーで期待を集め、2020年の開幕前に支配下登録を勝ち取った。同年の一軍出場はなかったが、二軍では本塁打(12本)と打点(47打点)の打撃二冠を獲得した。
翌2021年は、シーズン終盤に満を持して一軍デビュー。34試合の出場で7本塁打と長打力を示したが、打率.181と確実性に課題を残した。今シーズンも一軍定着が期待されたが、前年を下回る23試合の出場に終わり、打率.159、3本塁打と一軍の壁に苦しんだ。一方で、二軍では城島健司氏が持っていたリーグ本塁打記録を更新。29本塁打、84打点と圧倒的な数字を残し、二冠王に輝いた。
ファームでは、3年連続本塁打王を獲得するなど持ち味を発揮。来シーズンこそ確実性を高め、一軍の舞台で輝きたい。