長い下積みを経て…「二軍の帝王」を脱却した現役5人(2)確実性向上でレギュラー奪取へ
2022/11/04
産経新聞社
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プロ野球の世界では、二軍では圧倒的な成績を残すも、一軍では実力を発揮できない選手がいる。多くが志半ばでNPBを去っているが、大きな壁を乗り越えてブレイクを果たす例もある。今回は「二軍の帝王」を脱却し、飛躍を遂げた現役選手5人を紹介する。
呉念庭(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:178㎝/80㎏
・生年月日:1993年6月7日
・経歴:岡山県共生高ー第一工業大
・ドラフト:2015年ドラフト7位
呉念庭は、内外野をこなすユーティリティーとして一軍定着を果たした。
2015年ドラフト7位で埼玉西武ライオンズから指名を受けプロ入り。大卒1年目から1軍デビューを果たし、43試合に出場。二軍では打率.311、4本塁打、14盗塁の好成績を残した。翌年以降もファームでは安定した成績を残したが、一軍の壁にぶつかるシーズンが続いた。
だが、2020年はルーキーイヤーを上回る51試合に出場。翌2021年は開幕一軍こそ逃したが、二軍で猛アピールし、開幕直後に一軍へ昇格。ユーティリティープレイヤーとして貴重な戦力となった。最終的に130試合に出場し、自身初の規定打席をクリア。打率.238、10本塁打、48打点をマークし、飛躍の1年を送った。
今シーズンも94試合に出場したが、打撃では確実性に課題を残した。来シーズンはレギュラー奪取を狙う。