今世紀最強の大卒ルーキー…即戦力となった野手5人。プロ1年目から新人離れした成績
2022/11/08
産経新聞社
佐藤輝明
投打:右投左打
身長/体重:187cm/94kg
生年月日:1999年3月13日
経歴:仁川学院高 – 近畿大
ドラフト:2020年ドラフト1位
1年目成績:126試合、打率.238、101安打、24本塁打、64打点、OPS.750
近大在学時にリーグ戦通算最多本塁打を記録すると4球団から競合の末、ドラフト1位で地元・阪神タイガースに入団。ルーキーイヤーの2021年はオープン戦本塁打王となるなどアピールに成功し、「6番・右翼手」で開幕スタメンを勝ち取る。
3月27日の開幕2戦目ヤクルト戦で球団新人最速となるプロ初本塁打を記録する。初めて4番に座った5月2日の広島戦では逆転満塁本塁打となる8号を放つと、同月7日にはドラフト制後新人最速となる33試合での10本塁打に到達した。さらに28日の西武戦では13試合ぶりの一発を含む1試合3本と大暴れ。5月は打率.301・6本塁打・19打点を挙げ、月間MVPに選出された。
交流戦で6本のアーチをかけ新人最多記録を更新するなど活躍を続け、史上初となる新人でのファン投票セ・リーグ最多得票でオールスターに選出。8月17日のDeNA戦では、新人左打者最多本塁打記録を75年ぶりに更新する21号本塁打を放った。
この年の佐藤は不調の時期も長く、173三振は新人史上最多だったが、126試合に出場しチームトップの24本塁打を放ち、結果的に大器ぶりを見せつけた一年だった。