今世紀最強の大卒ルーキー…即戦力となった野手5人。プロ1年目から新人離れした成績
2022/11/08
産経新聞社
髙山俊
投打:右投左打
身長/体重:181cm/86kg
生年月日:1993年4月18日
経歴:日大三高 – 明治大
ドラフト:2015年ドラフト1位
1年目成績:134試合、打率.275、136安打、8本塁打、65打点、OPS.707
明大在学時に東京六大学記録となる通算131安打を放った高山。ドラフトでは東京ヤクルトスワローズと阪神タイガースから指名を受け、2016年に阪神へ入団した。金本知憲新監督の下、オープン戦でいきなり打率.327を記録するなど結果を残し、自力で開幕スタメンを掴み取った。
「1番・左翼手」として出場した開幕戦では、初打席に安打を放ち鮮烈なデビューを飾る。3月31日には先頭打者本塁打を記録するなど、新人選手としては球団史上初となる開幕4試合連続安打を達成する上々の滑り出しを見せた。オールスターには阪神の新人選手としては久慈照嘉以来24年ぶりにファン投票で選出された。
打撃不振に陥りスタメンを外れることもしばしばあったが、8月24日のDeNA戦では3本の二塁打を放ち2試合連続かつシーズン12度目となる猛打賞をマーク。9月30日の巨人戦でシーズン136本目となる安打を放ち、公式戦シーズン安打数の球団新人記録を塗り替えた。
高山はこの年、公式戦134試合に出場し、打率.275、136安打、8本塁打、65打点を挙げ新人王に選ばれた。猛打賞13回は、長嶋茂雄(巨人)らに次ぐ数字となっている。