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今世紀最強の大卒ルーキー…即戦力となった野手5人。プロ1年目から新人離れした成績

2022/11/08

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産経新聞社



京田陽太


 
投打:右投左打
身長/体重:184cm/90kg
生年月日:1994年4月20日
経歴:青森山田高 – 日本大
ドラフト:2016年ドラフト2位
1年目成績:141試合、打率.264、149安打、4本塁打、36打点、23盗塁、OPS.652
 
 京田は日本大からドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーの2017年は開幕戦から「7番・遊撃手」でスタメン出場した。
 

 
 4月終了時で打率.198とプロの壁にぶちあたるも、5月2日の広島戦ではプロ初となる猛打賞を記録。徐々に調子を上げ、6月以降は「1番・遊撃手」に定着する。8月9日の広島戦では1試合5安打と気を吐いた。俊足を生かし、8月中旬には球団の新人選手としては立浪和義以来となるシーズン20盗塁を記録。9月18日の巨人戦でシーズン141安打とし、球団の新人最多安打記録を更新した。
 
 この年の京田は141試合に出場し、セ・リーグ新人で唯一の規定打席に到達する活躍。長嶋茂雄(巨人)に次いでセ・リーグ新人歴代2位となる安打数(149)が高く評価され、新人王に選ばれた。この年放った8三塁打はリーグ最多で、盗塁数はリーグ2位の好成績だった。この年の京田は、懸案だった「正遊撃手」と「リードオフマン」の問題を一挙に解決するものであった。

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