かつての輝きなく…プロ野球、移籍後に成績低迷したFA戦士5人。失敗した戦力補強は?【投手編】
2023/10/04
産経新聞社
小林宏之
出身:埼玉県
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1978年6月4日
ドラフト:1996年ドラフト4位
FA移籍後に苦しんだ選手として、小林宏之の名前が挙がることも少なくない。
1996年ドラフトでプロ入りを実現させた小林だが、2000年まで初勝利を挙げることはできず、5年目の2001年にようやくプロ初勝利。2002年は主に中継ぎとして活躍すると、2003年には初めて10勝を記録した。
徐々に活躍の幅を広げると、2007年はキャリアハイの13勝・防御率2.69で大活躍。成瀬善久や渡辺俊介らとともに強力投手陣を結成した。
その後は不振に陥るも、2010年は抑えに配置転換され29セーブを記録。同年オフには海外FA権を行使し、メジャー球団への移籍を模索したが実現せず。最終的に阪神タイガースへの入団が決まった。
貴重なリリーフとして期待されたものの、安定感抜群とは言い難い投球が続いた小林。2011年は42試合で防御率3.00とまずまずだったが、5敗を記録してしまう。2012年は1軍登板すらなく戦力外通告を受けた。最後は西武ライオンズでプレーをしたものの、マリーンズ時代の輝きは再現できなかった。