“日本のエース”への系譜…現役最強投手の高卒3年目は?(5)防御率1点台で8勝6敗
2022/11/12
産経新聞社
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今シーズンは多くの大記録が誕生したが、佐々木朗希投手(ロッテ)は21世紀初の完全試合を達成。さらに、NPB新記録となる13者連続奪三振、同タイ記録の1試合19奪三振も同時に成し遂げた。過去には、日本を代表する好投手たちも21歳を迎えるシーズンに圧倒的な成績を残している。ここでは、現役最強投手たちの高卒3年目を振り返る。
山本由伸
・出身地:岡山県
・投打:右投右打
・身長/体重:178㎝/80㎏
・生年月日:1998年8月17日
・経歴:都城高
・ドラフト:2016年ドラフト4位
“絶対的エース“に君臨する山本由伸は、高卒3年目に初の個人タイトルを獲得した。
山本は、2016年ドラフト4位でオリックス・バファローズへ入団。高卒1年目から一軍デビューを果たし、プロ初勝利を記録。翌年はセットアッパーで起用され、54試合に登板して36ホールドポイント(4勝32ホールド)、防御率2.89の好成績を残した。
高卒3年目となる2019年は、再び先発に転向。故障により約1ヶ月の離脱を余儀なくされたが、規定投球回をクリアした。最終的に20試合(143回)を投げ、8勝6敗、127奪三振、防御率1.95をマーク。打線の援護に恵まれず2桁勝利は逃したが、最優秀防御率のタイトルに輝いた。
また、同年オフに行われたWBSCプレミア12の日本代表に選出。同大会ではブルペン陣の柱を担い、世界一に貢献するなど山本の名を轟かせる1年となった。