次世代どころか…早くもエース級と化した逸材5人(2)最速158キロ!最下位球団の「希望の光」
2022/11/13
産経新聞社
プロ野球 最新情報(最新ニュース)
2022年の全日程を終了したプロ野球、数々の大記録が誕生したシーズンとなったが、佐々木朗希(ロッテ)は21世紀初の完全試合を達成。一気に球界を代表する投手の1人となった。今季は佐々木朗の他にも、1軍戦力となった高卒の若手投手たちがいる。ここでは、エース級の活躍を見せた逸材5人を紹介する。
髙橋宏斗
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:186cm/86kg
生年月日:2002年8月9日
経歴:中京大中京高
ドラフト:2020年ドラフト1位
髙橋は、中京大中京高から地元・中日ドラゴンズにドラフト1位で入団。プロ1年目の2021年は2軍で実戦経験を積んだ。
今シーズンは春季キャンプから1軍に帯同。好投を続け開幕ローテーションを勝ち取ると、3月30日のDeNA戦でプロ初登板・初先発を記録した。中7日での登板となった4月7日のヤクルト戦で、6回3失点の好投でプロ初勝利をマーク。しかしその後は、4月20日の本拠地初勝利を最後に、2失点以内に抑える投球を継続して披露しながらも、打線の援護なく2ヶ月以上勝ち星から遠ざかることとなった。
7月以降は7回まで投げることが増え、ローテーションの一角として十二分以上の働きを見せた。7月7日のDeNA戦では、球団日本人最速となる158キロを計測。7月29日の広島戦では8回1死までノーヒットノーランと好投し3勝目をあげた。今シーズンは19試合に登板して、6勝(7敗)、防御率2.47と飛躍の年となった。またQS数は13試合を数え、安定した投球を披露した。
8月17日の広島戦で球団の高卒2年目右腕では62年ぶりとなる、シーズン100奪三振に到達。14試合での到達は同じく高卒の田中将大や松坂大輔、大谷翔平ら名だたる選手たちを上回るものとなった。