成功率わずか5割。巨人の課題は投手陣のバント技術
日本の野球の特徴といえば、高校野球のような「繋ぐ野球」。打線を繋ぐために、欠かせないのが“犠打(バント)”だ。
2016/01/23
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ロッテが成功率No.1
アウト1つと引き換えにバントで走者を進める犠打は、スモールボールの代表的な戦術だ。
2015年、NPBでは858試合で1390犠打をマーク。これは、1試合で2犠打以上していることを表している。また2005年の犠打数1014個に対し、2015年には1390個に増えている。統一球の導入によってボールが飛ばなくなり、より確実に得点を奪う戦術の一つとして、犠打数が増えたと考えられる。
しかし、MLBでは2429試合のうち1200犠打と、1試合で1犠打するかどうかというところだ。
チーム別の犠打数と成功率。失敗は、犠打の機会にバントを失敗して凡退した回数。
パ・リーグ
1.ロッテ 109犠打 17失敗 成功率.865
2.楽天 105犠打 19失敗 成功率.847
3.日本ハム 104犠打 19失敗 成功率.846
4.オリックス 115犠打 25失敗 成功率.821
5.ソフトバンク 109犠打 22失敗 成功率.8321
6.西武 104犠打 21失敗 成功率.8320
セ・リーグ
1.中日 114犠打 20失敗 成功率.851
2.DeNA 137犠打 31失敗 成功率.815
3.ヤクルト 104犠打 24失敗 成功率.813
4.阪神 138犠打 32失敗 成功率.812
5.広島 135犠打 32失敗 成功率.808
6.巨人 115犠打 41失敗 成功率.737