補強大成功! 今季加入の当たり助っ人外国人選手5人。チームの穴を埋めた新戦力たち
2022/11/15
産経新聞社
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チームの上位進出の鍵ともいえるのが、助っ人外国人選手の存在だ。近年はMLB経験のある選手も数多く来日しているが、傘下マイナーリーグや各国のプロリーグから加入し、NPBの舞台で活躍する例も数多くある。ここでは、2022年シーズンに加入し、チームの貴重な戦力となった助っ人5人を紹介する。
アダム・ウォーカー
投打:右投右打
身長/体重:196cm/104kg
生年月日:1991年10月18日
経歴:ジャクソンビル大-米マイナー
ウォーカーは、5年間でマイナーリーグ通算143本塁打を放ち、2019年からは米独立リーグでプレー。翌2020年から2年連続リーグMVPを受賞し、今シーズンから読売ジャイアンツに移籍した。
開幕一軍入りを果たすと、3月26日の中日ドラゴンズ戦では代打でNPBデビューを飾り、いきなりタイムリーツーベースを放つ。シーズン序盤はゼラス・ウィーラーに出番を譲っていたが、打撃でアピールを続け、徐々にスタメンの機会を増やしていった。5月には月間6本塁打で左翼のレギュラー格となると、6月は打率.330、7本塁打と猛打を炸裂させた。
さらに、補充選手としてオールスターゲームにも出場し、走攻守で躍動。9月7日の横浜DeNAベイスターズ戦では満塁本塁打でシーズン20号に到達し、岡本和真、丸佳浩、中田翔、グレゴリー・ポランコとともに「20発クインテット」を形成した。最終的に規定打席には届かなかったが、打率.271、23本塁打、52打点をマークした。
一方で、守備面が大きな課題となっているが、亀井善行外野守備兼走塁コーチと二人三脚で猛練習に励み、シーズン終盤には好守も見られた。また、ウォーカーのひたむきな姿勢は、ファンの心も掴んでいる。