補強大成功! 今季加入の当たり助っ人5人(3)背信のピッチングから評価大逆転
2022/11/15
産経新聞社
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チームの上位進出の鍵ともいえるのが、助っ人外国人選手の存在だ。近年はMLB経験のある選手も数多く来日しているが、傘下マイナーリーグや各国のプロリーグから加入し、NPBの舞台で活躍する例も数多くある。ここでは、2022年シーズンに加入し、チームの貴重な戦力となった助っ人5人を紹介する。
カイル・ケラー
投打:右投右打
身長/体重:193cm/86kg
生年月日:1993年4月28日
経歴:サウスイースタンルイジアナ大-マーリンズ-エンゼルス-パイレーツ
ケラーは、2021年シーズンにメジャーで32試合にリリーフ登板。今シーズンから阪神タイガースに活躍の場を移し、MLB移籍した守護神ロベルト・スアレス(現サンディエゴ・パドレス)の後釜として期待された。
コロナ禍による渡航制限の影響で来日が遅れ、調整不足も懸念されていたが、3月25日東京ヤクルトスワローズとの開幕戦で1点リードの9回に初登板。しかし、山田哲人、ドミンゴ・サンタナに被弾し敗戦投手となり、同29日広島東洋カープ戦でもピンチを作って降板し、二軍落ちとなった。
降格後は13試合連続無失点など調子を上げ、6月7日に一軍再昇格。安定した投球と高い奪三振能力で信頼を取り戻し、勝ち試合での起用も増加した。
シーズン途中には新型コロナウイルス感染による離脱もあったが、7、8月は計11試合を投げ無失点に抑えた。その後も結果を残し、最終的に34試合登板、3セーブ8ホールドポイント(3勝5ホールド)、防御率3.31をマーク。奪三振率は脅威の12.67を叩き出した。