まさに背水の陣…崖っぷちに立つベテラン5人(4)FA宣言残留も…
2022/11/19
産経新聞社
プロ野球 最新情報
全日程を終了した2022年のプロ野球。今季は村上宗隆が三冠王、山本由伸は2年連続の投手4冠に輝くなど若きスター選手の活躍が際立った。一方で、NPBでキャリアを重ねながらも、野球人生の岐路に立つベテランたちもいる。そこで今回は、来季を背水の陣で迎えるベテラン選手5人を紹介する。
岡田雅利
出身:奈良県
投打:右投右打
身長/体重:173cm/80kg
生年月日:1989年6月30日
経歴:大阪桐蔭高-大阪ガス
ドラフト:2013年ドラフト6位
森友哉のフリーエージェント(FA)移籍により、攻守の要を失った埼玉西武ライオンズ。捕手陣の中で勝負のシーズンとなるのが、大阪桐蔭高校の先輩にあたる岡田雅利である。
岡田は、大阪桐蔭高校から大阪ガスを経てライオンズに入団。高校時代はでは中田翔(現:読売ジャイアンツ)とバッテリーを組んだ。社会人を経由したこともあり、岡田は2013年ドラフト1位で指名された森と同期入団となった。
2019年以降は森が正捕手を担ったが、岡田も一軍の重要な戦力となった。堅実な守備面もさることながら、打撃ではつなぎ役として存在感を発揮。今シーズンまで監督を務めた辻発彦も、岡田のバント技術には一目置いていた。
2021年オフには国内FA権を取得すると、権利を行使した上で西武に3年契約で残留。しかしながら、2022年は左膝を手術した影響で1試合の出場にとどまった。契約期間は残っているが、直近3年は打撃も低迷。絶対的な正捕手が移籍したからこそ、来シーズンはレギュラー獲得の大きなチャンスといえるだろう。