驚きの転身…引退後に予想外の進路を歩んだ元プロ野球選手5人。他競技へ挑戦したアスリートたち
2022/11/21
産経新聞社
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2022年シーズンの戦力外通告期間が、11月1日に終了。今年も厳しい現実が突き付けられ、現役引退を決断した選手も多くいる。引退後は球団に残る者、野球以外の道を選択する者とそれぞれ新たな人生をスタートさせている。ここでは、引退後に他スポーツに驚きの転身を遂げた元NPB戦士5人を紹介する。
石川雄洋
投打:右投左打
身長/体重:183cm/78kg
生年月日:1986年7月10日
経歴:横浜高
ドラフト:2004年ドラフト6巡目
現在はアメリカンフットボールに挑戦している石川雄洋。横浜DeNAベイスターズの初代主将も務めた男の進路は、当時大きな話題を集めた。
石川は、横浜高校で同級生の涌井秀章(現:中日ドラゴンズ)らとともに、甲子園に2度出場した。3年夏は甲子園で14打数10安打と打ちまくり、ベスト8入りの原動力に。卒業後はプロ入りを志望し、横浜からドラフト6巡目指名を受けた。
プロ4年目の2008年から徐々に出場機会を増やした石川は、2010年に大きく飛躍。キャリアハイの打率.294・153安打・36盗塁の好成績を残した。球団名変更となった2013年には、チームの初代キャプテンに就任。リードオフマンとして一定の活躍を見せた。
しかし、2014年を最後に規定打席到達から遠ざかり、2020年オフに戦力外通告。現役続行を模索していたが、翌年の開幕前に引退を決断した。すると、石川が選んだ選択はアメフト選手への転身だった。現在は社会人のXリーグ・ノジマ相模原ライズでプレー。高い身体能力と俊足を活かし、ワイドレシーバー(WR)のポジションを務めている。