驚きの転身…予想外の進路を歩んだ元NPB戦士5人(4)世界に羽ばたいたレジェンド
2022/11/21
産経新聞社
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2022年シーズンの戦力外通告期間が、11月1日に終了。今年も厳しい現実が突き付けられ、現役引退を決断した選手も多くいる。引退後は球団に残る者、野球以外の道を選択する者とそれぞれ新たな人生をスタートさせている。ここでは、引退後に他スポーツに驚きの転身を遂げた元NPB戦士5人を紹介する。
尾崎正司(ジャンボ尾崎)
投打:右投右打
身長/体重:181cm/76kg
生年月日:1947年1月24日
経歴:徳島・海南高
ゴルフで輝かしい実績を残したジャンボ尾崎も、元々はプロ野球選手だった。
徳島県の海南高校(現:海部高校)では、エースピッチャーとして活躍。3年春にはチームを初の甲子園出場に導くと、快進撃を見せて初優勝の立役者となった。
1965年に西鉄ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)に入団。投手としては結果を残せず、プロ3年目に外野手へ転向。しかし、一軍では計50打席で25三振、打率.043とプロの壁に苦しみ、1967年限りでプロ野球人生の幕を下ろした。
その後はゴルファー転身を勧められ、1970年にはプロテストに合格。圧倒的な飛距離を武器に活躍し、計12度の賞金王に輝いた。世界ゴルフツアーでは、通算113勝を記録。日本ゴルフ界を牽引し、現在は後任育成にあたっている。