移籍せずチーム残留…今季FA権を行使しなかった6人(2)争奪戦必至だったセカンド
2022/11/18
産経新聞社
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プロ野球機構が、11月10日にフリーエージェント(FA)宣言選手を公示。国内FA組は森友哉捕手ら5人、海外FA組では千賀滉大投手ら3人が名を連ねた。一方で、今季FA権を取得するも行使しなかった選手も多くいる。ここでは、チーム残留を決断した主力選手6人を紹介する。
中村奨吾(千葉ロッテマリーンズ)
出身地:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:180㎝/88㎏
生年月日:1992年5月28日
経歴:天理高‐早稲田大
ドラフト:2014年ドラフト1位
複数球団による争奪戦が予想された中村奨吾。チーム愛を貫き、残留を決断した。
2014年ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け入団。プロ1年目から111試合に出場し、プロ3年目の2017年からは「ミスター・ロッテ」こと有藤通世(道世)氏が着用した背番号「8」を継承した。
翌2018年からはセカンドのレギュラーとなると、同年は全143試合出場、打率.284、リーグ2位の39盗塁をマークし、ゴールデングラブ賞に輝いた。同年から4年連続全試合出場を達成し、不動の正二塁手としてチームを牽引した。
主将を任された2021年は、打率.283、9本塁打、67打点の好成績で、自身初のベストナインとゴールデングラブ賞を同時受賞。国内FA権を取得した今シーズンも、3年ぶりの2桁本塁打を記録するなど存在感を示した。去就が注目されていたが、吉井理人新監督の下、まだ見ぬ優勝を目指し残留を決断した。