移籍せずチーム残留…今季FA権を行使しなかった6人(4)需要高いCランク左腕
2022/11/18
産経新聞社
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プロ野球機構が、11月10日にフリーエージェント(FA)宣言選手を公示。国内FA組は森友哉捕手ら5人、海外FA組では千賀滉大投手ら3人が名を連ねた。一方で、今季FA権を取得するも行使しなかった選手も多くいる。ここでは、チーム残留を決断した主力選手6人を紹介する。
松葉貴大(中日ドラゴンズ)
・出身地:兵庫県
・投打:左投左打
・身長/体重:178㎝/82㎏
・生年月日:1990年8月14日
・経歴:東洋大姫路高‐大阪体育大
・ドラフト:2012年ドラフト1位
貴重な先発左腕として動向が注目された松葉貴大も、チームへの残留を決断した。
2012年ドラフト会議でオリックス・バファローズから1位指名を受けプロ入り。大卒2年目の2014年に8勝1敗、防御率2.77の好成績を残した。2016年にも7勝を挙げたが、以降は伸び悩み、2019年シーズン途中に中日ドラゴンズへトレード移籍となった。
同年は計6試合登板に終わり、翌2020年も先発ローテーション定着はならず。しかし、2021年に規定投球回未満ながら6勝、防御率3.20の成績を残し、復活を印象付けた。
今シーズンは、移籍後最多となる19試合(100回)を投げ、6勝7敗、防御率3.33をマーク。両リーグを知る貴重な左腕だけに、宣言すれば争奪戦が必至と目されていたが、球団の熱意も伝わり、FA権を行使せず契約合意に至った。