満を持しての挑戦も…メジャーの壁に阻まれた5人(3)もがき苦しむスラッガー
2022/11/20
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オフシーズンを迎えているプロ野球。今オフは千賀滉大投手、吉田正尚外野手がすでにMLB挑戦を正式表明しており、新たな日本人メジャーリーガーの誕生が確実視されている。しかし、NPBでは圧倒的な成績を残したものの、メジャーリーグでは苦戦を強いられた選手も多くいる。ここでは、メジャーの壁に苦しんだ選手5人を紹介する。
筒香嘉智
・出身地:和歌山県
・投打:右投左打
・身長/体重:185㎝/97㎏
・生年月日:1991年11月26日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2009年ドラフト1位
日本代表の4番も務めた筒香嘉智も、MLBでは苦しんでいる。
2009年ドラフト会議で横浜ベイスターズから1位指名を受けプロ入り。高卒5年目の2014年に打率.300、22本塁打をマークし、飛躍を遂げた。さらに、2016年には打率.322、44本塁打、110打点と圧巻の数字を並べ、本塁打王と打点王の二冠を獲得。国際大会でも4番を務めるなど日本球界を代表する主砲として活躍を続けた。
2019年オフにポスティングシステムを行使し、タンパベイ・レイズに移籍した。メジャー1年目は「3番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取り、本塁打を放つ鮮烈なデビュー。しかし短縮シーズンとなった同年は、60試合中51試合に出場したが、打率.197、8本塁打に終わった。翌2021年も開幕から結果を残せず、移籍を繰り返して計3球団に在籍。ピッツバーグ・パイレーツ移籍後は、43試合出場で打率.268、8本塁打、25打点とスラッガーの片鱗を示した。
きっかけを掴んだと思われたが、今季は打率1割台に沈み、シーズン途中で自由契約。その後、トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだが、シーズン終了後にFAとなった。来季もMLBでのプレーを望んでおり、去就が注目されている。