新天地で大ブレイク! トレード移籍先で才能開花させた5人。千載一遇のチャンスを掴んだ選手たち
2022/11/22
産経新聞社
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ストーブリーグに突入したプロ野球。今オフはトレード市場が活発化しており、楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹の電撃トレードを筆頭に、主力級の移籍も相次いでいる。日本では後ろ向きな印象が強い交換トレードだが、新天地で才能を開花させた例も少なくない。ここでは、近年に移籍先でブレイクを果たした選手5人を紹介する。
大田泰示
投打:右投右打
身長/体重:188cm/96kg
生年月日:1990年6月9日
ドラフト:2008年ドラフト1位
トレードを機にブレイクした選手といえば、大田泰示を連想する方も多いのではないだろうか。
東海大相模高校では、持ち前のパワーを武器に大活躍。激戦区の神奈川県ということもあり、甲子園出場こそ果たせなかったが、高校通算65本塁打を記録した。一時は大学進学が有力とされながら、最終的にプロ志望届を提出し、2球団競合の末に読売ジャイアンツへ入団した。
首脳陣からも大きな期待を受けた大田だったが、プロ4年目の2012年にようやくプロ初本塁打を記録するなど、プロの壁に苦しむ期間が長かった。ジャイアンツに在籍した8年間で規定打席に到達することもなく 、2016年オフに北海道日本ハムファイターズへトレード移籍となった。
すると、環境の変化が幸いしたのか、移籍初年度の2017年から自身初の規定打席クリア、2桁本塁打(15本)と飛躍を遂げた。2019年は打率.289、20本塁打を放つなど、広い札幌ドームでもスラッガーとして存在感を発揮。翌2020年には外野手部門のゴールデングラブ賞にも輝くなど攻守に渡って躍動した。2022年からは横浜DeNAベイスターズに活躍の場を移し、貴重な戦力となっている。