新天地で大ブレイク! トレード移籍先で才能開花させた5人。千載一遇のチャンスを掴んだ選手たち
2022/11/22
産経新聞社
桑原謙太朗
投打:右投右打
身長/体重:184cm/86kg
生年月日:1985年10月29日
ドラフト:2007年大学生・社会人ドラフト3巡目
2度のトレード移籍を経験し、在籍3球団目で大ブレイクを果たした桑原謙太朗。その活躍は目覚ましいものがあった。
奈良産業大学から2008年に横浜ベイスターズに入団し、プロ1年目から先発、リリーフ問わず30試合に登板。しかし、翌年はけがの影響で登板機会を減らすと、2010年は18試合で防御率6.12と低迷し、オフにオリックス・バファローズにトレード移籍となった。
パ・リーグで心機一転を図った桑原だが、バファローズに在籍した4年間の合計登板数は22。1軍では思うような結果を残すことはできず、2014年オフに阪神タイガースへ活躍の場を移した。
タイガースでも苦しいシーズンが続いた中、2017年に大きく飛躍。67試合登板で43ホールドポイント(4勝39ホールド)、防御率1.51という驚異的な数字を残した。同年は最優秀中継ぎのタイトルに輝き、翌年も62試合に登板。しかし、勤続疲労が影響したのか2019年からは大幅に登板数を減らした。2021年に2軍戦でキャリアを終えたものの、引退会見では「自分の中ではやりきった」と語っていた。