打撃3部門とは無縁でも…プロ野球「無冠の帝王」の5人。主要タイトルを逃した最強打者たち
2022/11/24
産経新聞社
池山隆寛
出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:183cm/75kg
生年月日:1965年12月17日
ドラフト:1983年ドラフト2位
「ブンブン丸」の愛称で親しまれた池山隆寛も、30本塁打以上のシーズンを重ねながら打撃タイトルは獲得できなかった。
1983年ドラフト2位でヤクルトスワローズから指名を受けプロ入り。入団当時は水谷新太郎が正遊撃手として活躍していたため、出場機会は限られていた。
プロ4年目の1987年からレギュラーに定着し、1988年には31本のアーチを描いた。同年から5年連続で30本塁打を達成した池山は、チームの中心打者に。三振数の多さがクローズアップされることもあったが、自らの特徴であるフルスイングを貫いた。
1988年はカルロス・ポンセ(大洋)に2本差、1990年は落合博満(中日)に3本差といったように、本塁打王の可能性も十分にあった池山。残念ながらタイトルホルダーにはなれなかったが、豪快な打撃でファンを魅了し続けた。