未完のエース候補、DeNA・飯塚。昨年二軍登板5試合も2年目「先発ローテ候補の一人」へ
昨年はイースタンリーグでわずか5試合の登板のみ。それでも今季の躍進を期待せずにはいられない。それほど飯塚悟史には魅力を秘めている。
2016/01/27
ラミレス監督も一軍での起用を想定
時期尚早かもしれない。
だが、彼の力のあるストレートとキレのある変化球、そして19歳という若さ。伸び代たっぷりの可能性を秘めていると思うと期待せずにはいられない。
昨年、奄美大島で行われた横浜DeNAベイスターズの秋季キャンプ終了後、アレックス・ラミレス新監督は、光っていたピッチャーの一人に2年目の飯塚悟史の名前を挙げた。さらに1月17日、新潟で行われた講演会で、地元出身の飯塚のことについて質問がおよぶと「今シーズン、一軍で見ていただけると思う」と大いに期待を寄せていることを匂わせた。
熱心なDeNAファン以外に飯塚悟史と言ってもピンとこないかもしれない。
それもそのはず昨シーズンはファームで5試合しか投げていない。投球回数はわずか15イニング。あくまでも参考程度の数字でしかないが、防御率0.60という抜群の数字を残している。
飯塚は新潟県の日本文理高校出身。
1年の秋からエース番号を背負い、甲子園には3大会出場している。ハイライトとなった3年生の夏には、5試合を一人で投げ抜きベスト4へと導いている。
持ち味は140キロ中盤のストレートに、フォーク、スライダー、カーブといった変化球。王道を行く右の本格派だ。2014年のドラフト会議で7位指名され入団。下位指名にも関わらず背番号30という若い数字を与えられたことからも球団の期待値の高さが窺われた。