近藤健介の去就は…日本ハムからFA移籍した歴代打者5人。今年も大物選手流出か
2022/11/23
産経新聞社
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今月10日、FA権の行使を発表した選手が公示され、北海道日本ハムファイターズの近藤健介も海外FA宣言選手として名を連ねた。その去就には連日注目が集まるが、歴史を振り返ると日ハムから他球団へFA移籍したケースは多く見受けられる。そこで今回は、過去に日本ハムからFA移籍した大物選手5人を紹介する。
片岡篤史
投打:右投左打
身長/体重:188cm/92kg
生年月日:1969年6月27日
経歴:PL学園高-同志社大
ドラフト:1991年ドラフト2位
出塁率に大きな強みを持つという点で近藤と重なるのが片岡篤史だ。
片岡は、同志社大から日本ハムに入団。即戦力として1年目から出場機会を得ると、7月の月間MVPを獲得するなど年間を通してレギュラーとして活躍。結果1年目は125試合に出場し、打率.290、10本塁打、53打点と好成績を残した。
その後は不振も経験したが、1996年にはリーグ2位となる打率.315を記録。1998年には出塁率.435を記録し、自身唯一のタイトルとなる最高出塁率を獲得した。この年の113四球は当時のリーグ記録となった。2000年にはキャリアハイとなる21本塁打を記録。この年は100本塁打と1000安打を達成するなど節目の一年となった。
6年連続(1996年~2001年)で2桁本塁打達成などビッグバン打線の中核として活躍した片岡。守備面では3年連続ゴールデングラブ賞(96年:一塁手部門、97,98年:三塁手部門)を受賞するなど、攻守両面でチームを盛り立てると、2001年オフに阪神へのFA移籍を決断した。
2003年には110試合に出場し、打率.296、12本塁打、55打点を記録し、リーグ優勝に貢献。その後は相次ぐ故障や若手の台頭により出場機会を減らしたが、代打としても存在感を発揮した。